こんにちは😌
広島市南区段原にある美容院、エイジングケアサロンのニコヘアー、シャンプーソムリエ兼オーナーの原です( ^∀^)
今回はお客様に多い悩みの中で、
「髪のパサつき、広がり、乾燥、うねり」
のヘアケア方法についてお伝えしていこうと思います。
皆さんも季節の変わり目、夏の湿気、冬の乾燥などで上記の悩みを感じた事はあると思います。
この悩み、何をやっても変わらない、どんなシャンプーを使用しても変化がない、どんなにアイロンをしても広がる、うねりが出てきてアホ毛が気になるなど、様々な悩みがると思います。
この解決方法を僕が経験した中でお伝えしていこうと思います。
まずは、パサつきについてです。
このパサつきは幾つかの原因はあります。
1 毎月カラーを毛先までしている
これは毛先までカラーをする事により、カラーのダメージが蓄積され、髪のキューティクルの接着剤が取れている状態で、この状態が続けば、キューティクルが閉じなくなり、外から湿気の出入りが自由になったり、乾燥による髪内部の潤いの蒸発などが起こります。そして、キューティクルが開いてる状態だとキューティクル同士が絡まりやすくなります。
この原因は、カラーに含まれているアルカリが原因になります。このアルカリは脂が大好きで、キューティクルの接着剤も脂で出来ているので、アルカリがこの脂を少しずつ分解して、取っていき、無くなっていきます。(カラーが明るくなればなるほど、カラー剤のアルカリの量は多くなるので、パサつきやすくなります。ですが、元々の髪の毛が明るい人であれば接着剤の量は少ないので、暗くしてもパサつきは出やすくなりますし、さらに明るくすればパサつきが進みます。)
なので、毎回毛先までカラーをするのではなく、根元の新しく生えてきた髪を染めるリタッチという塗り方で、毛先の色の合わせて生えてきた髪を染める技術です。これなら、毛先にカラーをつけることがないので毛先のダメージを最小限に抑えることができます。
ですが、毛先のカラーの退色が激しい場合は毛先まで染めないと均一にならないので、そこは担当の美容師さんと相談してカラーを行ってください。
ちなみに僕は、髪のダメージを考慮したり、毛先の色の残り具合などを見て、リタッチにするか、全体を染めるかを相談して施術を行います。
気分転換にカラーチェンジをしたい時もあると思うので、そういう時はお気軽にご相談ください☺️
2 髪の広がり
これは上記のカラーを毎回毛先までやってると起こりやすくなりますが、それ以外にも、頭を洗う時のシャワーの温度、使用してるシャンプーの洗浄力の強さ、髪のダメージレベル、自然乾燥、ドライヤーの風の温度、など様々なことが絡んできますが、この中で特に重要でここを注意すればならないのが、シャワーの温度とシャンプーの洗浄力の強さになってきます。
ドライヤーの温度は使ってるドライヤーの種類によりけりで温度は違うので、髪の近くで乾かさず遠くに離して乾かすとかすれば乾かし過ぎを防ぐことができます。
自然乾燥は自分の意識次第なので、ここはご自分で意識してちゃんと乾かす習慣をつけて行ってください。
髪のダメージレベルは、ご自身がどんな施術をしてきたか、美容師さんがどんな薬を使いどんな工程でやってきたのか、どんなシャンプーを使用してるのか、シャワーの温度がどのくらいかなど様々なことが要因となって髪のダメージレベルとなります。
さて、本題に入ります。
シャワーの温度についてはオススメの温度は38度前後。
なぜこの温度なのかというと、髪のキューティクルの接着剤の脂があるんですが、この脂が40度以上の熱やお湯を当て続けると少しずつ溶けていってしまいます。この接着剤が少しずつ無くなっていくと、キューティクルが閉じてもまた開いてしまい、髪の中の保湿成分や栄養分が蒸発しやすくなったり、シャンプーの時に流れでて無くなってしまいます。それが蓄積され、髪の中がスカスカになり、髪が軽くなりすぎて、乾燥や湿気などで広がりやすくなってします原因になります。
髪の広がりを抑えるなら、髪の中は適度な潤い、キューティクル層には適度な油分が必要です。
これをトリートメントや洗い流さないトリートメント(またはアウトバストリートメントとも言います。)を活用して毎日のケアを行う必要があります。しっかり改善したいのであれば、市販のものは避けて、サロン専売品をオススメします。
さて次にシャンプーの洗浄力の強さについてです。
シャンプーは水、界面活性剤、界面活性剤の補助をしてくれる助剤、補修成分や保湿成分などのその他の成分、防腐剤、pH調整剤などで構成されていて、その中で一番多く入っているのが水。その次に界面活性剤、界面活性剤の助剤の順に多く配合されています。
シャンプーで一番重要なのが界面活性剤になります。この界面活性剤は本当にたくさんの種類があり、一つ一つ性格が違います。
洗浄力の強い物もあれば弱い物もある、皮膚刺激が強い物もあれば弱いのもある、保湿感・補修力の高い物もあれば低いのもある。と様々な性格があります。なので、頭皮がベタつきやすい人は洗浄力が高いシャンプーがオススメですし、乾燥してる人は洗浄力は普通か低めで保湿力があるものがオススメだったり、その人それぞれの頭皮の状態に合わせてまずをシャンプーを選ぶ必要があります。シャンプーの目的は頭皮を清潔に保つ。これに尽きます。そこを最初から髪の状態に合わせてしまうと頭皮の状態に合わない物を使用するケースが多くなります。まずは頭皮の状態に合うシャンプーを選び、その次に今の髪の状態に合いそうなシャンプーを選ばられると良いと思います。
なぜ、シャンプーの洗浄力が髪の広がりと関係してるかというと、シャンプーの中に配合されている界面活性剤は脂が好きなんです。ここでピンと来た方は鋭い方です。
髪の接着剤は何で出来ていましたか?
そうです。
脂です。
この脂は界面活性剤で取れてしまいます。洗浄力が強ければしっかり取れて、弱ければ少し取れるとイメージしてもらえると良いと思います。これに上記のシャワーの温度が大きく関わってきます。上記でも書いた通り、シャワーの温度が高ければ接着剤が取れやすくなり、それに洗浄力の強いシャンプーを使えば相乗効果でゴッソリ取れてしまいます。これが一回こっきりのシャンプーならそんなに問題ないですが、これが毎日毎日行っていればどうなるか想像するのは簡単だと思います。
接着剤がなくなり、キューティクルが開きっぱなしになり、髪の中の乾燥が強くなり、スカスカになり、広がりやすくなってしまいます。
(だからと言って、洗浄力の強いシャンプーがダメという訳ではなく、あくまで頭皮の状態に合わせたシャンプーをベースにして、そこにプラスで髪のダメージに合わせたシャンプーを選ばれると良いと思います。ここまで言うと、じゃあどんなシャンプーを選んだら良いのか分からなくなってくると思うので、担当の美容師さんにご相談ください。)
一回無くなった接着剤は、サロンのどんなに高いシステムトリートメントをしようが、髪質改善トリートメントをしようが、元の髪の様になる事はありません。毎日のヘアケアで補い、ケアするのが広がりを抑える唯一の方法だと思います。ちなみにシステムトリートメントや髪質改善トリートメントがダメというわけではなく、こういうトリートメントをするにしても、した後の自宅でのケアもしっかりした方がいいですよ。という事です。
大体の方は、トリートメントしたからOKと思われますが、それではせっかくやったトリートメントの効果が半減以下になってしまいます。自宅でのホームケアありきで考えられた方が良いと思います。
3 乾燥
ここまで読まれた方は、もしご自分が髪の乾燥が気になっていればなんで乾燥しやすいのか思い当たる節はいくつかあったんじゃないでしょうか?
カラーをしている人なら、毎回毛先までカラーをしている。普段のシャワーの温度が40度以上で流してる。それに加えてシャンプーの洗浄力が強い。あとは、ドライヤーで必要以上に乾かしすぎている。シャンプー後の自然乾燥が多い。
これらを気をつけているのに乾燥しやすいと言う方は、元々の生えてきてる髪の毛が乾燥しやすい状態にあると言うことになります。
これは髪の毛が作られていく上で、毛根に栄養分が行き届かなくて、髪の発育がうまく行われなかったと言うことになります。
そのせいで乾燥しやすい髪質の他に、クセが年々強くなってきた、元々まっすぐだったのにクセが出てきた、髪が細くなってきた、アホ毛が目立つ様になってきた、黒かった髪が茶色っぽくなってきた、などの髪の変化が一つでも当てはまる方は髪の発育に黄色信号が点ってると思って頂いて良いと思います。
これを改善するには、頭皮環境を整える事も重要ですが、一緒に体質改善を行うと改善するスピードは速くなります。なぜかについては次のうねりのところで書いていこうと思います。
4 うねり
このうねりは上記の乾燥の所と重複するところがかなりあります。
髪のうねりは髪を育ててる段階で起ってくることになるので、頭皮環境も大事ですが、一番重要なのがカラダの中になります。
その中でも、頭皮の血流が特に重要です。
頭皮の血流がなぜ重要なのかと言うと、頭皮の下に走ってる血管は毛細血管と言ってとても細い血管です。この血管が髪の成長に大切な栄養分を血液と一緒に運んでくれるからです。この血流が滞ることにより髪の成長の妨げになり、健康な髪の毛が生えにくくなります。そうなると上記の様な髪が生えてくることに繋がります。
この血流が悪くなる原因は、主に食事・睡眠・運動を疎かにする事により起きます。この三つの中で特に重要なのが食事です。(もちろん睡眠や運動も大事なので、全部をバランスよくされたら良いと思います。)
食事で特に気をつけて頂きたいのが、糖質の過剰摂取です。
これは現代の食事環境は、高糖質・低タンパク・食物繊維やミネラルやビタミンの不足が原因になります。
高糖質だとなぜ行けないかと言うと、糖質の取りすぎにより、糖化と言う現象が起きてしまいます。この糖化はカラダの中のタンパク質(ケラチンやコラーゲンなど)に結びつき、弾力の現象、硬化、シミ、くすみなど様々なことを引き起こします。その他には生活習慣病なども引き起こす原因になります。
これが頭皮の中で起きるのは、先ほど話した毛細血管にも結びつき、血管の弾力を低下させ、血流を滞らせてしまい、髪の成長の妨げになります。これが年齢と共に髪が変化する大きな原因の一つになります。なので髪を元気にするのであれが、カラダの中も改善することをオススメします。
ですので、体質改善として食事改善を行うと髪の成長の他に病気の予防にもなるので一石二鳥と言う事です。
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