こんにちは😌
広島市南区段原・段原南にある、美容室・美容院、隠れ家サロンのニコヘアー、シャンプーソムリエ兼オーナーの原です( ^∀^)
先日、新規のお客様のご相談の中で、ある質問をされました。
「髪が濡れるとテロンとして、ゴムみたいに伸びて、乾かすと縮れた感じになるんですが、なぜでしょうか?」
と言う質問でした。
この時点でいくつかの原因はなんとなく想像できたのですが、実際にカウセリングをしていくと、やはり自分が考えていた原因の何個かが当てはまりました。
このような経験をした方がもしこのブログを読んでいたら、ご自分の体験と照らし合わせて読んでみてください。
では、その原因となぜそうなったかを書いていきますね😊
1 縮毛矯正を毎回毛先まで薬を塗布され、アイロンを当てられている
これなんですが、もしこれをされてるサロンに通われているのであれば、正直通われるのをやめた方が良いと思います。
こう言うサロンはおそらくですが、
「ウチで使ってる縮毛矯正剤は弱酸性でダメージも少ないので、毛先までやってもダメージはないですよ。」
とか、
「弱酸性でトリートメント成分がしっかり入ってるので、毎回やればやるほどキレイになりますよ。」
などの謳い文句を謳ってるサロンだと思います。
確かに弱酸性ならアルカリ性に比べて、キューティクルや髪の内部へのダメージは比較的少ないです。ですがその分、アイロンや熱、髪を引っ張る時のテンション、水抜きアイロンなどの物理的なダメージがもの凄く出ます。
そして、繰り返し毛先に矯正をする事で、髪の毛にかなりの負担をかかります。ちなみに縮毛矯正は美容室ではブリーチと同じくらいダメージが出る施術で、やればやるほどキレイになりません。
むしろ同じところをやればやるほどボロボロになると思ってください。
これはアルカリ性だろうが弱酸性だろうが同じです。
薬剤を使用した場合、髪の中にアルカリ成分が残っていて、濡れてる間はアルカリの作用は続いているので、その水分が残ってる時にアイロンをする水抜きアイロンはこのアルカリを暴発させてしまう事があるので、これが髪にかなりの負担がかかり、これのせいで髪がビビり毛と言われるチリチりした見た目になり、濡れればゴムみたいに伸びて、乾くと縮む、手触りはゴワゴワして、絡まりやすくなってしまいます。
このビビり毛は弱酸性だろうがアルカリ性だろうが、髪のダメージの限界値を超えたらなります。
なので、縮毛矯正は基本的に伸びてきた新生毛(新しく生えてきた髪)の部分を伸ばす方(リタッチと言う技術)がダメージは極力抑えて施術する事ができます。毛先のすでに縮毛矯正をしている所はクセ戻りなどがない限りは薬などは塗らない・つけないように保護などをして薬剤のダメージから髪を守るようにします。
これをしないと、どんなに強い髪でもビビり毛になります。
これを弱酸性なら痛まない、トリートメント成分が入ってるからやればやるほどキレイになると言って勘違いしてる美容師がいます。薬の事・髪のダメージのことなどを考えず、メーカーから言われた通りにしかできない美容師です。
こういう人がビビり毛を作ってしまいます。
なので、縮毛矯正をされてて、いつも毛先までアイロンを通してて、最近毛先がテロンってしたり、ギシギシな質感や人形のような質感になってるなぁと感じたら、それなもう髪が限界が近いのかもしれないので、今後は毛先までの施術はやめて、伸びてきた所のみを伸ばすようにしてください。それを担当の美容師さんに言っても、
「大丈夫です!うちのは弱酸性なので痛みません。」
などの事を言われて、毛先まで施術をされるようなら、取り返しが付かなくなる前にそのサロンは変える事をオススメします。
2 ブリーチを何度もしている
これも縮毛矯正の所と同じ理由になりますが、ブリーチもやり過ぎると、薬剤のダメージにより、断毛(髪が切れる事)、ビビり毛、縮れる、硬くなるなどの髪の変化が起こります。
これもブリーチのとても強い酸化ダメージと髪を明るくするために多く配合されてるアルカリの量が多いためです。
このアルカリは髪の毛にとって天敵みたいなやつで、髪のタンパク質を破壊したり、キューティクル層の油分をとって潤いをなくしたり、など様々なダメージを引き起こします。
これが続くと上記のようなトラブルが起こりやすくなってきます。
ブリーチ毛に縮毛矯正をするとビビり毛になりやすくなります。この時にアルカリ性の薬は絶対にアウトです。まだ弱酸性の薬を使用すればまだ伸ばせる可能性はありますが、それでもビビり毛になる可能性の方が高いので、ブリーチしてる髪には基本的に縮毛矯正をするのはオススメしません。
まだサロンカラーは揮発するアルカリを使用しているのでダメージは少ないですが、ホームカラーなどは揮発せずかなり長い間髪の中に残留するので、ホームカラーをしてる人の髪の毛が硬くなりやすかったり、パサつきやすいのはこれが大きな原因の一つになります。このアルカリは通常のシャンプーやトリートメントでは除去できず、ニコではしっかり除去してお帰り頂くように心がけています。
3 アイロン(コテやストレートアイロン)を高温で使用してる
これはアイロンの熱による髪のタンパク質の硬化することによるダメージの蓄積。そして、熱による炭化が起きて、そこに薬をつけて過剰反応によるビビり毛などもあります。
皆さんはどのくらいの温度でアイロンを使用されてますか??
160度?180度?もしくは200度?
ちなみにこの三つは僕の意見からすればかなり高いです。
僕のオススメの温度は、健康な髪の人で140〜150度、カラーやパーマをしてる人で120〜130度、ハイダメージな髪の方で100〜110度がオススメです。
ちなみに巻く前に何かトリートメントなどをつけるのはやめてください。
もし付けるなら、夜洗った後に乾かす時につけてもらえれば、それで十分です。アイロン前に髪を湿った状態にしてしまうと、アイロンの高温で髪の水分が蒸発してしまって、髪が過剰に乾燥してしまう恐れがあるので気をつけてください。
この過剰な乾燥も髪の硬化・炭化を進めてしまうので気をつけましょう。
普段何気なく使用してるアイロンの使い方一つでもビビり毛ができてしまいますので、アイロンなどを使用してる方で毛先まで縮毛矯正をする場合や、伸びてきてるクセの所をアイロンして伸ばしてる方でそこを伸ばす場合は事前に美容師さんに伝えて頂けると薬の強さを調整してくれると思いますので伝えてくださいね😊
以上の事を普段の生活で気をつけて頂ければ、縮毛矯正の施術によるビビり毛を回避しやすくなります。
このビビり毛ができた場合は、大体は美容師の責任になりますが、それを普段のケアでダメージの進行を抑えるのはお客様にも手伝って頂かないと難しいので、お互いに気をつけて、キレイな髪を作っていきましょう✨
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