〖守る美容〗湯シャンは頭皮にいい?|実際に試して痒み・赤みが出た美容師が考える注意点

こんにちは☺️

広島市南区・段原の美容室「nico hair(ニコヘアー)」オーナーの原 浩之です✨

「カラーをすると頭皮が痒くなる」
「最近、髪が細くなってきた」
「抜け毛や白髪が増えて、この先の髪が少し心配…」

nico hairでは、そんな髪と頭皮の変化やお悩みに寄り添いながら、5年後・10年後の髪まで考えた美容を大切にしています。

僕自身、「シャンプーソムリエ」や栄養学を学ぶ「オーソモレキュラービューティーマスター」の資格を取得し、シャンプーや頭皮ケアだけでなく、必要に応じて食事や生活習慣なども含め、髪を身体の一部として考えるようにしています😄

ただ、髪や頭皮の悩みの原因は一つとは限りません。

だからこそ、何かをすぐに足すのではなく、
今の状態に気づく → 原因を考える → 必要なケアを選ぶ。

一人ひとりの髪と頭皮に合わせて、無理なく続けられる方法を一緒に考えていきたいと思っています☺️

守る美容。育てる未来。

このブログが、これからの髪や頭皮について考える小さなきっかけになれば嬉しいです。

友だち追加

*以前のブログをリライトしました。

「湯シャンなら頭皮に優しい」は本当?

「最近、頭皮が痒い」

「シャンプーが合っていないのかな?」

「毎日シャンプーするから乾燥するのでは?」

そんなときに、

「シャンプーを使わず、お湯だけで洗えば頭皮に優しいのでは?」

と考えたことはありませんか?

いわゆる「湯シャン」です。

実は僕自身も、

実際にしばらく湯シャンを試したことがあります。

美容師として知識だけで判断するのではなく、

「実際に自分でやってみたらどうなるんだろう?」

と思ったからです。

ところが僕の場合、

湯シャンを続けているうちに、頭皮の痒みや赤みが出てしまいました。

今回はその経験も踏まえて、

湯シャンは本当に頭皮にいいのか?

について、現在の僕の考えをお話しします。


結論|湯シャンが「良い・悪い」と一律には言えません

まず結論から。

僕は、

「湯シャンは頭皮に良い」

とも、

「湯シャンは頭皮に悪い」

とも考えていません。

頭皮の状態や生活環境は人それぞれだからです。

皮脂量。

汗をかく量。

髪の長さ。

スタイリング剤を使うか。

仕事や運動でどのくらい汗をかくか。

もともと皮膚トラブルがあるか。

こうした条件によって必要な洗浄は変わります。

大切なのは、

「シャンプーを使わないこと」そのものを目的にしないこと。

だと思っています。


僕自身が湯シャンを試してみました

僕が試したときは、

基本的にはお湯だけで洗い、

2〜3日に一度程度シャンプーを使う

という方法でした。

「自分はそんなに皮脂が多い方ではないし、大丈夫だろう」

と思っていました。

ところが、しばらくすると、

後頭部の一部分に強い痒みを感じるようになりました。

無意識に掻いてしまうこともありました。

そんなとき、知り合いの美容師にカットしてもらったところ、

「後頭部がかなり赤くなってるよ」

と言われました。

自分では頭皮全体を見ることができないので、

思っていた以上に頭皮の状態が変化していた

ことに、そのとき初めて気づきました。


「脂漏性皮膚炎だった」とは言えません

以前の記事では、この状態について、

「脂漏性皮膚炎に近い状態になった」

と書いていました。

ただ、これは病院で診断を受けたわけではありません。

赤み。

痒み。

フケ。

こうした症状は、さまざまな原因で起こります。

脂漏性皮膚炎のこともあれば、

乾燥。

接触皮膚炎。

アレルギー。

その他の皮膚疾患。

などの場合もあります。

美容師が頭皮を見て、

「これは○○です」

と診断することはできません。

僕自身のケースについても、

「湯シャンをしていた時期に痒みと赤みが出た」

という事実までに留めておくのが正しいと思っています。


なぜ湯シャンだけでは合わない人がいるの?

シャンプーには、

皮脂や汗、スタイリング剤などを洗い流しやすくする

という役割があります。

もちろん、皮脂は悪者ではありません。

皮膚表面を保護する役割もあります。

だから、

「皮脂はすべて取り除いた方がいい」

という考え方も違います。

一方で、

「皮脂を落としたらダメだからシャンプーは使わない」

と考える必要もありません。

例えば、

ワックス。

バーム。

ヘアオイル。

スプレー。

などを毎日使う人と、

スタイリング剤をまったく使わない人では条件が違います。

汗をたくさんかく人と、

あまり汗をかかない人でも違います。

つまり、

必要な洗浄力は、その人の生活によって変わる

ということです。


マラセチアと脂漏性皮膚炎の関係

以前の記事では、

「湯シャンで皮脂が残る」

「マラセチア菌が爆発的に増える」

「脂漏性皮膚炎になる」

と説明していました。

ここも少し修正しておきます。

マラセチアは、健康な皮膚にも存在する常在微生物の一つです。

そして脂漏性皮膚炎には、

皮脂、マラセチア、皮膚の状態や個人差など複数の要因が関係している

と考えられています。

ですから、

「湯シャンをするとマラセチアが増えて脂漏性皮膚炎になる」

と単純に結びつけることはできません。

ただし、

湯シャンを始めてから、

痒みが強くなった。

赤みが出てきた。

フケが増えた。

湿疹のようなものが出てきた。

という場合には、

「好転反応だから続けよう」と我慢する必要はありません。

一度やめて、状態を確認してください。

症状が強い、長引く、繰り返す場合は、皮膚科への相談をおすすめします。


「皮脂は24時間で腐った油になる」とも考えなくて大丈夫

以前の記事では、

「皮脂は約24時間で過酸化脂質になり、腐った油のようになる」

という表現をしていました。

これも現在は使っていません。

皮脂の成分が酸化することはあります。

ただ、

24時間経った瞬間に皮脂がすべて悪いものへ変わるわけではありません。

「一日シャンプーしなかったら頭皮が危険」

と不安になる必要もありません。

皮脂は頭皮を守るためにも必要なものです。

大切なのは、

取りすぎることでも、残すことでもなく、自分に必要な洗浄をすること。

です。


湯シャンをするなら「スタイリング剤」も考えてみる

湯シャンを考えている方に、特に確認してほしいのがスタイリング剤です。

例えば、

毎朝バームやワックス、オイルなどをしっかり使っている。

それなのに、

夜はお湯だけ。

という場合、

製品によってはお湯だけでは十分に洗い流しにくいことがあります。

「湯シャンをしたいからスタイリング剤を使ってはいけない」

ということではありません。

ただ、

何を髪につけているかによって、必要な洗い方も変わる。

ここはセットで考えた方がいいと思います。


湯シャンでも「熱いお湯でしっかり落とす」はおすすめしません

「シャンプーを使わない分、熱いお湯で皮脂を落とそう」

と考える方もいるかもしれません。

でも、これではせっかくシャンプーを使わなくても、頭皮が乾燥する可能性があります。

nico hairでは、頭皮の乾燥が気になる方には、

まず36〜38℃くらいのぬるめのお湯

から試してもらっています。

ただし、

「37℃以下でなければダメ」

「39℃なら頭皮に悪い」

という意味ではありません。

温度だけではなく、

お湯を当てる時間。

洗い方。

シャンプー。

頭皮の状態。

なども関係します。

数字だけにこだわるのではなく、

必要以上に熱いお湯を長時間当てない。

という考え方で十分です。


「最低3分すすぐ」も絶対的なルールではありません

以前の記事では、

「すすぎは最低3分」

と書いていました。

でも、髪の長さや量は人によって違います。

ショートの方とロングの方では、必要な時間も違います。

だから現在は、

「必ず3分」ではなく、頭皮全体にしっかりお湯を行き渡らせること

を大切にしています。

生え際。

耳の後ろ。

後頭部。

襟足。

こうした場所は意外とお湯が届いていないことがあります。

時間だけを計るのではなく、

「頭皮全体をちゃんと流せているか」

を意識してみてください。


「お湯だけで汚れの7〜8割が落ちる」も数字にこだわらなくていい

よく、

「予洗いだけで汚れの7〜8割が落ちる」

という話を見かけます。

以前の僕も使っていました。

ただ、何を「汚れ」とするのかによっても違いますし、

皮脂。

汗。

ホコリ。

スタイリング剤。

などでは落ちやすさも違います。

だから、

「○%落ちる」という数字を覚える必要はありません。

予洗いの目的は、

髪と頭皮をしっかり濡らして、

その後のシャンプーをしやすくすること。

まずはこれくらいに考えてください。


頭皮の保湿は「全員必須」ではありません

以前の記事では、

「洗髪後の頭皮保湿は必須」

と書いていました。

現在は、これも全員に必要とは考えていません。

頭皮が乾燥しやすい。

洗髪後につっぱる。

季節によって乾燥する。

などの場合には、頭皮用ローションなどが役立つことがあります。

一方で、

特に乾燥を感じていない人まで、

「頭皮には必ず化粧水をつけなければいけない」

と考える必要はありません。

ここでも、

必要だから使う。

でいいと思います。


痒みがあるからといって「栄養不足」と決めつけない

以前の記事では、

ビタミンB2・B6。

オメガ3。

オメガ6。

などについても詳しく書いていました。

もちろん、栄養は皮膚を含めた身体を維持するために必要です。

ただ、

「頭皮が痒い=ビタミンB不足」

「オメガ6を摂りすぎているから炎症が起きている」

と、頭皮を見ただけで判断することはできません。

僕自身、栄養について学んできたからこそ、

現在は逆に、

何でも栄養に結びつけすぎないこと

も大切だと考えています。

食事は、

特定の栄養素だけを大量に摂るのではなく、

極端に偏らないこと。

そして頭皮に症状がある場合には、

食事だけで何とかしようとしないこと。

これも大切です。


「東洋医学では頭皮は排泄器官」という説明も現在はしていません

以前の記事では、

「皮膚は肺や大腸と関係している」

「頭皮は身体の不要なものを出す排泄の窓口」

「湿熱がこもることで頭皮トラブルが起こる」

という説明もしていました。

東洋医学には身体を見るさまざまな考え方があります。

ただ、

これを現代医学の頭皮トラブルの原因として説明することはできません。

nico hairでは東洋・西洋どちらか一方に決めつけるのではなく、

参考になる考え方は取り入れながらも、

美容師として確認できることと、医学的な診断が必要なことを分ける

ことを大切にしています。


湯シャンを試すなら「頭皮の変化」を見てほしい

もし湯シャンを試してみたいのであれば、

僕は完全に否定しません。

ただし、

「湯シャンを続けること」を目的にしないでください。

始めた後に、

痒みが出ていないか。

赤みが出ていないか。

フケが増えていないか。

ベタつきやニオイが気にならないか。

髪が扱いにくくなっていないか。

こうした変化を見てください。

そして、

合わないと思ったらやめる。

それでいいんです。


「シャンプーを使わない」ことが守る美容ではありません

nico hairでは、

「足し算より、まず引き算」

という考え方を大切にしています。

でも、

「引き算=何でもやめればいい」

という意味ではありません。

シャンプーをやめる。

トリートメントをやめる。

カラーをやめる。

全部やめれば髪と頭皮が健康になる。

ということではありません。

必要なものまで取り除くのではなく、

余計な負担を減らして、必要なものは適切に使う。

これがnico hairの考える「引き算」です。

湯シャンについても同じです。

シャンプーを使うこと自体が悪いのではありません。

大切なのは、

今の自分の頭皮に、どんな洗い方が必要なのか。

だと思います。


最後に|僕自身が試したからこそ思うこと

僕自身、

「シャンプーを使わない方が頭皮にはいいのでは?」

と思い、実際に湯シャンを試しました。

そして僕の場合は、

痒みや赤みが出て、続けるのをやめました。

でも、この経験から学んだのは、

「湯シャンは危険だ」

ということではありません。

むしろ、

良いと言われている方法でも、自分に合うとは限らない。

ということでした。

シャンプーも同じ。

頭皮用美容液も同じ。

ヘアケアも同じ。

誰かにとって良かった方法が、

そのまま自分にも合うとは限りません。

だからこそ、

今の状態に気づく。

原因を考える。

必要なケアを選ぶ。

この順番を大切にしてほしいと思います。

もし、

痒み。

赤み。

フケ。

湿疹。

などが強かったり、長く続いたりする場合には、美容室だけで解決しようとせず、皮膚科へ相談してください。

美容室では診断や治療はできませんが、

普段どんなシャンプーを使っているか。

どんな洗い方をしているか。

カラー後に変化がないか。

など、

毎日のヘアケアを一緒に整理することはできます。

何を使うかより、

今の自分に何が必要なのか。

そこから一緒に考えていきましょう☺️

守る美容。育てる未来。

 

予約はこちらのホットペッパーをご利用ください☺️
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000296497/

一覧へ戻る