こんにちは☺️
広島市南区段原のエイジングケアサロン「ニコヘアー」オーナーの原 浩之です✨
「最近、髪のハリコシがなくなってきた」「育毛や抜け毛の相談をしたいけれど、どこに行けばいいかわからない…」そんな頭皮と髪のお悩みに、日々お客様と一緒に向き合っています。
私はシャンプーの専門家である「シャンプーソムリエ」と、栄養学の資格「オーソモレキュラービューティーマスター」を取得しています😄
表面的なケアだけでなく、食べ物や体質改善といった「内側からのケア」も大切にしながら、今のあなたに最適なアドバイスをさせていただきます。
結果が出るまでには少しお時間がかかりますが、だからこそ、心強いパートナーとして歩んでいきたいと思っています。どんな小さな悩みでも、気軽にお話しくださいね☺️
*以前のブログをリライトしました。
「最近、頭皮が痒いな……」
「シャンプーの洗浄力が強すぎるのが原因かも?」
そう思って、巷で話題の**「湯シャン(お湯だけで洗髪すること)」**を取り入れてみようと考えている方も多いのではないでしょうか。
実は私、美容室のオーナーである私自身が、しばらくの間「湯シャン」を自分の頭で実験してみました。
結論からお伝えします。**「安易な湯シャンは、逆に頭皮環境を悪化させるリスクがある」**ということが、私の頭皮をもって証明されてしまいました。
今回は、私が実際に湯シャンを試して起きたトラブルや、医学的視点から見た「正しい頭皮ケア」、そして乾燥シーズンに向けた対策について徹底解説します。
1. 【体験記】私の「湯シャン実験」とその代償
私は数日間、以下のようなルーティンで過ごしていました。
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洗髪: 基本は湯シャン。2〜3日に一度だけシャンプーを使用。
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保湿: 毎日ではないが、頭皮用ローションで保湿。
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自己認識: 「自分はそんなに脂っぽくない方だ」と思っていた。
そんなある日、知り合いにカットをしてもらっている時に、衝撃の一言を言われました。
「後頭部の真ん中あたりが真っ赤になって、乾燥もひどいよ」
自分でも薄々気づいてはいたのです。その周辺だけ、他の部位に比べて異常に痒みが強く、無意識に掻きむしってしまっていたことに。
実験結果:自己診断「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」
プロの目から見て、私の頭皮の状態はおそらく**「脂漏性皮膚炎」**に近い状態になっていました。
「油分が出ていない」と思い込んでいましたが、実際にはお湯だけでは落としきれない皮脂が酸化し、それを餌にする常在菌(マラセチア菌)が繁殖。
結果として炎症を招き、痒みと赤み、そして皮膚のバリア機能低下による乾燥を引き起こしていたのです。
2. なぜ「良かれと思った湯シャン」が逆効果になるのか?
湯シャンの理論的なメリットは「皮脂を取りすぎないこと」にあります。
しかし、現代人の生活環境においては、いくつかの大きな落とし穴があります。
① 皮脂は「天然のクリーム」だが「過酸化脂質」に変わる
皮脂は頭皮を保護する役割がありますが、分泌されてから約24時間経過すると、空気中の酸素と触れて**「過酸化脂質」**へと変化します。
これは、いわば「腐った油」と同じ。
お湯だけ(特に37度前後のぬるま湯)では、固まった脂分や整髪料、排気ガスなどの油溶性の汚れを完全に落とすことは困難です。
② 常在菌「マラセチア菌」の暴走
私たちの頭皮には必ず「マラセチア菌」というカビの一種が存在します。
これ自体は悪者ではありませんが、過剰な皮脂が残っていると、それを餌にして爆発的に増殖します。
この菌の代謝産物が頭皮を刺激し、炎症(赤み・痒み)を引き起こすのが脂漏性皮膚炎のメカニズムです。
③ 東洋医学的視点:頭皮は「排泄器官」でもある
東洋医学では、皮膚は「肺・大腸」と密接に関係しており、体内から不要なものを出す「排泄の窓口」とも考えられます。
特に頭部は血流が集まりやすく、熱(炎症)を持ちやすい部位。
適切な洗浄が行われないと、この「排泄」のサイクルが滞り、湿熱(しつねつ)がこもってトラブルが発生しやすくなるのです。
3. オーソモレキュラー(分子栄養学)から見る頭皮の痒み
実は、頭皮の痒みや赤みは「外からのケア」だけでなく「内側の栄養状態」も大きく関与しています。
私が今回トラブルを起こした背景には、栄養バランスの影響もあったかもしれません。
ビタミンB群の不足
ビタミンB2やB6は、脂質の代謝をサポートする重要な栄養素です。
これらが不足すると、皮脂の分泌コントロールが効かなくなり、脂漏性トラブルを招きやすくなります。
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ビタミンB2: レバー、納豆、卵
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ビタミンB6: かつお、まぐろ、鶏ささみ、バナナ
必須脂肪酸のバランス(オメガ3とオメガ6)
現代人は、サラダ油や加工食品に含まれる「オメガ6(リノール酸)」を過剰に摂取しがちです。
これは炎症を促進する働きがあります。
逆に、青魚や亜麻仁油に含まれる「オメガ3」は炎症を抑える働きがあります。
頭皮の赤みが引かない方は、食事の油の質を見直すことも、医学的に理にかなったアプローチです。
4. プロが教える「失敗しない湯シャン」と「正しい洗髪」のルール
湯シャン自体を否定するわけではありません。
しかし、成功させるには**「ベースとなる頭皮環境」**が整っていることが絶対条件です。
もしあなたが湯シャンに挑戦したい、あるいは頭皮トラブルを防ぎたいなら、以下の4つのルールを徹底してください。
ルール①:まずは「自分に合ったシャンプー」でリセット
いきなり湯シャンを始めるのは、泥汚れの服をお湯だけで洗おうとするようなものです。
まずは、自分の頭皮のpH値や皮脂量に合った「低刺激かつ適切な洗浄力」を持つシャンプーを使用し、頭皮環境をニュートラルに戻すことから始めてください。
ベタつきが気になる人は、特にこのステップが重要です。
ルール②:すすぎは「最低3分」が鉄則
特に髪量が多い方や長い方は、お湯が頭皮まで届いていないケースが多々あります。
表面の髪を流すだけでは、根元の皮脂は落ちません。
指の腹で頭皮を優しく撫でながら、目安として3分間は流し続けてください。
これだけで汚れの7〜8割は落ちると言われています。
ルール③:温度は「37度以下」を厳守
「脂を落としたいから」と熱いお湯を使うのは厳禁です。
$40^\circ\text{C}$ を超えるお湯は、頭皮に必要な保湿成分(セラミドなど)まで流し去り、過乾燥を招きます。
乾燥した頭皮は、身を守ろうとして逆に皮脂を過剰分泌させる「インナードライ」状態に陥ります。ぬるいと感じる程度の温度がベストです。
ルール④:頭皮の保湿は「必須」
「脂っぽいから保湿はいらない」というのは大きな間違いです。
洗浄後の頭皮は無防備です。
水分と油分のバランスを整えるために、頭皮専用のローションやエッセンスで必ず保湿しましょう。
毎日完璧にやるのは大変ですから、**「忘れてもいいけれど、継続することを意識する」**というオーナー流のスタンスでOKです。
結びに:プロとしてのメッセージ
今回の実験を通じて、私自身「自分の頭皮の状態を正しく把握すること」の難しさを再確認しました。
「巷で良いと言われている方法」が、必ずしも「今のあなたの頭皮」に合うとは限りません。
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頭皮に痒みがある
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フケが出る、赤みがある
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何を使ってもベタつく、あるいは乾燥する
そんな悩みがある方は、自己判断で極端なケア(完全湯シャンなど)に走る前に、ぜひ一度サロンでご相談ください。マイクロスコープで頭皮の状態を確認し、医学的・美容的エビデンスに基づいた最適なケアを提案させていただきます。
あなたの頭皮は、あなただけのもの。
正しい知識と程よいケアで、健やかな髪を育む土壌を作っていきましょう。
予約はこちらのホットペッパーをご利用ください☺️
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