こんにちは☺️
広島市南区段原のエイジングケアサロン「ニコヘアー」オーナーの原 浩之です✨
「最近、髪のハリコシがなくなってきた」「育毛や抜け毛の相談をしたいけれど、どこに行けばいいかわからない…」そんな頭皮と髪のお悩みに、日々お客様と一緒に向き合っています。
私はシャンプーの専門家である「シャンプーソムリエ」と、栄養学の資格「オーソモレキュラービューティーマスター」を取得しています😄
表面的なケアだけでなく、食べ物や体質改善といった「内側からのケア」も大切にしながら、今のあなたに最適なアドバイスをさせていただきます。
結果が出るまでには少しお時間がかかりますが、だからこそ、心強いパートナーとして歩んでいきたいと思っています。どんな小さな悩みでも、気軽にお話しくださいね☺️
*以前のブログをリライトしました。
はじめに:なぜ今、あえて「シャンプーを使わない」選択をするのか?
美容室でお客様と接していると、最近よく聞かれるのが「湯シャンってどうなんですか?」という質問です。
湯シャンとは、シャンプー剤を使わずにお湯(ぬるま湯)だけで髪と頭皮を洗い流す方法。
数年前にタモリさんや福山雅治さんなど、多くの著名人が実践していることでも話題になりました。
確かに、シャンプー剤による過剰な脱脂(あぶらの取りすぎ)を防ぎ、頭皮の常在菌バランスを整えるという点では、非常に理にかなったケア方法です。
しかし、現役の美容師として、そして自分自身の頭で「湯シャン実験」を繰り返してきた経験から申し上げます。
「ただお湯で流せばいい」という安易な考えで湯シャンを始めると、高い確率で頭皮トラブルを招きます。
今回は、湯シャンのメリット・デメリットを皮膚科学的な視点から紐解き、失敗しないための「6つの注意点」をかなりのボリュームで徹底解説します。
1. 【結論】お湯だけで「汚れ」はどこまで落ちるのか?
まず、科学的な事実として知っておいていただきたいのは、
**「髪と頭皮の汚れの約70〜80%は、お湯だけで落ちる」**
ということです。
汗、ホコリ、古い角質などは、適切な温度のお湯で丁寧に流せば十分に除去可能です。
本来、健康な頭皮であれば、過剰にシャンプーを使わなくても、自浄作用と常在菌の働きで健やかな状態を保てるようにできています。
しかし、現代人のライフスタイルにおいては、残りの「20〜30%の汚れ」が大きな問題となります。ここを見落とすと、湯シャンは「ただの不潔」になりかねません。
2. 湯シャンを始める前にチェックすべき「6つの鉄則」
オーナーとしての経験に基づき、湯シャンを実践する上で絶対に外せないポイントを整理しました。
① スタイリング剤・アウトバスケアを使用している場合
ワックス、スプレー、オイル、バームなどを一滴でも使っている日は、湯シャンは「不可」です。 これらの製品に含まれる油分やシリコン、セット樹脂は、お湯の温度だけでは分解できません。
これらが頭皮や髪に残留すると、空気に触れて「酸化」し、過酸化脂質へと変化します。
これが毛穴の詰まりや炎症、そして独特の「古い油のような臭い」の原因になります。整髪料を使った日は、必ず適切なシャンプー剤を使用してクレンジングしてください。
② 「流す時間」が想像以上に重要(目安は5分)
私も自分の頭で実験しましたが、通常のシャンプーと同じ感覚(1〜2分)でお湯を流すだけでは、皮脂が落ちきらず、翌朝にはベタつきや不快感が出ます。
湯シャンで皮脂を乳化させ、物理的に洗い流すためには、最低でも5分間はシャワーを当て続ける必要があります。
しかし、5分間ずっと手で揉み続けるのはプロでも至難の業。
そこで重要になるのが「ツール」の活用です(後述します)。
③ シャワー温度の「黄金律」は38度以下
湯シャンにおいて「温度」は、洗浄力を左右する最大のスイッチです。
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40度以上: 皮脂が溶け出しすぎてしまい、頭皮が乾燥します。脳が「脂が足りない!」と勘違いし、逆に皮脂の過剰分泌を招く(リバウンド現象)原因になります。
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38度以下: 必要最低限の皮脂を残しつつ、汚れを浮かすことができる「育毛・美髪」の適温です。
④ 頭皮のベタつきが気になる人は「しっかり流し」
もともと皮脂分泌が多いタイプの方が湯シャンに移行する場合、身体が「シャンプーがない状態」に慣れるまで時間がかかります。
最初の数週間はベタつきを感じやすいですが、そこで諦めずに「38度以下・5分以上」を徹底することで、徐々に皮脂分泌が安定してきます。
⑤ 乾燥肌・頭皮トラブルがある人は「低め設定」
フケや痒みが出やすい方は、バリア機能が低下しています。
この場合は、36〜37度の「体温に近いぬるま湯」がベスト。熱による刺激を避け、洗い流した後は頭皮用の化粧水などで必ず保湿を行ってください。
3. 湯シャンの成否を分ける魔法のツール「スカルプブラシ」
「5分も流してられないよ!」という方に、私が心からお勧めしたいのが、**高品質なスカルプブラシ(シャンプーブラシ)**の併用です。
私が愛用しているのは「シャンプーソムリエ スカルプブラシ」ですが、これを使用するのと手だけで洗うのでは、結果が天と地ほど変わります。

なぜブラシが必要なのか?
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接地面の圧倒的な差: 人の指の腹は、頭皮に対して数個の点としてしか触れません。しかし、びっしりと配列されたブラシのピンは、数千個の「点」で頭皮を捉えます。
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毛穴の奥まで届く極細ピン: 指先では届かない毛穴の隙間に入り込み、皮脂を物理的にかき出します。これにより、5分かかる工程を3分程度に凝縮でき、なおかつ洗浄精度も上がります。
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流し残しの解消: 髪が密集している部分は、お湯が地肌まで届きにくいもの。ブラシを通しながら流すことで、お湯を頭皮全体に行き渡らせることができます。
選ぶコツは、「ピンの硬さが絶妙で、頭皮を傷つけない弾力があるもの」。
100円ショップなどの硬すぎるプラスチック製は、頭皮を傷つけるリスクがあるため避けましょう。
4. 皮膚科学から見た「湯シャン」のメリット:常在菌を育てる
ここで少し専門的な話をします。私たちの頭皮には「表皮ブドウ球菌」などの善玉菌が存在し、皮脂を食べて「弱酸性のバリア」を作ってくれています。
過剰なシャンプー(特に洗浄力が強すぎるもの)は、この善玉菌まで根こそぎ洗い流してしまいます。
湯シャンを正しく行うことで、この菌環境が整い、自らの力で潤う「自立した頭皮」を育てることができるのです。
5. 失敗しないための「段階的湯シャン」のススメ
「明日から完全にシャンプーをやめる!」と意気込むと、多くの場合、挫折します。
まずは週に1〜2回、週末などのスタイリング剤をつけない日から**「週末湯シャン」**を始めてみるのがお勧めです。
徐々に頭皮の皮脂バランスが整ってくるのを実感してから、頻度を増やしていく。これが、美容のプロが推奨する「失敗しない移行プラン」です。
最後に:湯シャンは「目的」ではなく「手段」
湯シャンは素晴らしいケア方法ですが、それがすべての人にとっての正解ではありません。
汗をたくさんかいた日、空気が汚れている場所へ行った日、スタイリングをビシッと決めた日。
そんな日は、無理に湯シャンにこだわらず、質の良いシャンプーで心身ともにリセットすることも大切です。
「自分の今の頭皮状態に合わせて、ケアを選択できること」
これこそが、本物のインナービューティーであり、私たちが目指す理想のヘアケアです。
サロンにお越しの際は、あなたの現在の頭皮の状態をチェックし、「今は湯シャンが向いている時期か」「どんなブラシが合うか」を具体的に診断させていただきます。
情報に振り回されるのではなく、自分の身体の声を聞きながら、最高の髪を育てていきましょう!
予約はこちらのホットペッパーをご利用ください☺️
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000296497/
